ページの真ん中に描かれたひとつのマルが、クリックしたり傾けたり拍手をしたりすることで、増えたり転がったり大きくなったり！
本なのに、アニメのような、パソコンのような。
物語ではなく、「絵本で遊ぶ」新しいタイプの絵本です。
ポップでカラフル、いたってシンプル。
大人も子どもも楽しめる一冊です。

読み始める前に「今から読む絵本は、ちょっとみんなにもお手伝いをして欲しいところがあります。お手伝いをしてくれる人！」と聞くと、みんな元気に手を上げてくれました。
「まるをクリックして」と言っても、全員に触れてもらうわけにはいかないので、クリック部分は自分でクリックしてみせました。
言葉も少し変えて。
そして「黒を吹き飛ばす」シーン。
「じゃあ、今からちょっとお手伝いをお願いします。わたしがせーの！って言ったら、思い切り息をフーッて吹きかけてくれるかな？一緒に黒を吹き飛ばそう。せーの！」
ほっぺたをいっぱいにふくらまして、本に息を吹きかける子どもたちのかわいいこと！
そしてラストの「はくしゅかっさい」は、びっくりするほどの大拍手。
読み終わってからも「おもしろかった！もう一回！やってみたい！」と子どもたちは大興奮。結局その日は、幼稚園に本を預けて帰ってきました。
その後、全クラスで先生が読んだり、子どもたち自身も自分で手にとって遊んだり・・・と大活躍した模様。
とても面白い反面、子どもたちが興奮するので、複数冊読み聞かせする場合は、ラストに読むのをオススメします。