子供の頃から大好きな絵本。そして、子供の頃は気づきませんでしたが、大好きな瀬田貞二さんの訳でした。
瀬田さんの訳は本当にテンポがよくて、読んでいて楽しくなること間違いなし。
おだんごぱんの小生意気な様子とずる賢い狐のやり取りは、よくある展開にもかかわらず、キャラクターの個性が際立っているからか、何度読んでも飽きない可笑しみがあります。
それにしても「おだんごぱん」という言葉の、なんて美味しそうなこと！
狐じゃないけと、食べたいです。ぐー。

はじめて幼稚園で読み聞かせをした時に使用した絵本です。
園長先生に「おだんごぱん」を読もうと思う、と相談したところ「こどもたちみんな大好き！間違いなし！」と太鼓判をいただきました。
そして園長先生の言うとおり、こどもたちはよそ見することもなく、最後までたのしんでくれた様子。
でもこの本は歌が出てくるので、読み人によって歌の節が違ったりするのかしら。
ボランティア仲間の勉強会などで、読み比べをしても楽しいかもしれません。